遊べるスマートフォン

2003年3月には今まで禁止されていた北京でのサービスも許可された。 しかし、すでにGSMが普及している都市部では、GSMも対抗値下げを行うであろうし、PHSの普及はそれほど進まないだろう。
ただし、今後、携帯電話が開拓する予定であった農村部をPHSに取られてしまうことが、最も大きなリスクとなるだろう。 <業界の今後の課題>携帯電話端末メーカーは岐路に立たされている。

このままの構造が続けば、低成長は維持できる。 ただし、金額ベースではほとんど成長しないに等しい状況となってしまう。
さらなる成長のためには、携帯電話端末の単価を上げるか、1人1台の壁を取り払って需要を創造するかのどちらかしかない。 携帯電話端末の単価を上げるには、キャリアにとって意味のある新サービス、つまり、キャリアの収益を増加させるサービスを創造し、大きなインセンティブをもらうことが最も近道である。
一方で、1人1台の壁を取り払うには、通信はなるべく標準化し、キャリアビジネスと決別する必要’性が出てくると考えられる。 実際には、キャリアの収益を増加させることは簡単ではない。
また、今すぐキャリアビジネスと決別すればインセンティブを失うために、携帯電話端末の金額市場規模は直近では急落する。 この双方の道を、地域別・方式別など、ポートフオリオとして上手に組み込める企業が今後の勝ち組となるだろう。
市場の定義カーナビゲーションシステム端末およびその付属モジュールの出荷額。 車載盗難防止装置、ETC車載機など、ナビゲーションシステムとは独立した専用端末や、電子地図の更新料、情報サービスの利用料などは含まれていない。
市場規模予測<現状>カーナビゲーションシステムの基本機能は、電子地図機能、自車位置表示機能、移動経路誘導機能の3つからなる。 最近では情報通信機能の開発に力が注がれており、道路交通情報を受信するVICS機能も標準的機能となりつつある。

かつては携帯電話を接続して通信に利用するテレマティクスサービスが複数存在したが、利便性、コストパフォーマンスといった面からいずれも会員数が伸び悩み、定着には至っていない。 しかし、通信モジュールを内蔵した端末の登場など、新たな動きも見られる。
昨今では自家用車への純正品標準搭載が普及しつつあるが、景気の後退とともに自動車自体の製品寿命が伸びたのに比べると、ナビゲーションシステムの商品サイクルは短い。 また、現状では純正品の機能が市販品に比べて劣ることが多い。
今後はカーナビゲーション機能に加え、目的地までの燃料の所要量を算出し、必要に応じて給油の注意喚起を行う機能など、情報端末が車蛎情報とより密接に連携して実現する機能が発展のカギとなるであろう。 車載情報端末の出荷台数は、今後5年間、年率10%程度の成長を続け、2008年度には420万台に達する見通しである。
マニア層をターゲットとした市販品の市場は現在ほぼ飽和状態にあり、今後カーナビゲーション市場自体の成長は、純正品によって牽引される見通しである。 2008年度の車載情報端末の普及総数は2400万台となり、全自動車の31%に搭載されるものと予測される。
<市場規模予測>現在、カーナビゲーションシステムの平均単価は低下傾向にある。 DVD搭載型に価格限界があることや、後に触れるDVD搭載型からHDD搭載型にトレンドがシフトすることにより、この傾向は今後やや減速すると考えられるが、比較的低価格な純正品の比率が伸び続ける以上、平均単価は依然として緩やかに低下するであろう。
市場規模は年率10%程度で拡大し、2008年度には2002年度の2000億円からく標準装備品としての位置づけの明確化>これまでカーナビゲーションシステムの市場は順調に成長し、2002年度末における国内の出荷台数は242万台に達した。 市場の蕊明期においては、主にカー用品店などで販売される市販品が市場の中心を占めていたが、新車への純正品搭載率が徐々に上昇し、1997年度以降は純正品が市場の過半数を占めるようになった。
2008年度には、純正品の比率が全台数の80%を超える見込みである。 <製品仕様は高機能端末と軽量端末に分化>カーナビゲーションシステムの記録媒体については、CD−ROM搭載型は一部廉価版を除いて市場から姿を消しつつある。
これに代わって主流となったのが、2000年以降ハイエンド機として各社からラインナップされたDVD搭載型である。 2002年には、さらに高機能モデルとしてHDD搭載型が登場している。

HDD搭載型は、高速かつ大容量である点を活かし、経路探索におけるレスポンスタイム短縮など、基本機能を充実させる一方で、音楽CDのデータをHDDにダビングすることで多数の曲を格納し、ジュークボックス的な機能を提供するなど、付加機能の充実も図り、利用者へのアピールの幅を広げている。 先に述べたように、携帯電話を用いたテレマティクスの普及を妨げた大きな原因の1つは、乗降のたびに取り外しが必要になるなどの不便さにあったといわれている。
そこで通信機能モジュールを内蔵し、機能の一部をネットワーク上に移すことにより、比較的軽量ながら最新の情報を取得できることをアピールポイントにした端末が登場した。 たとえば、トヨタのG-BOOKがその1つである。
これは標準装備品として開発されたものであり、2002年の登場時点ではWillCYPHAのみに搭載されていた。 現在はスバルなど、他自動車メーカーも装備対象に含めており、普及の幅を広げつつある。
また、SDカードなどコンパクトメモリ媒体の価格の低下により、これまでユーザー情報の格納のみに利用されてきたメモリ媒体をメインのメモリ媒体として利用することが可能となった。 これも一部の端末の軽量化に大きく貢献している。
前述のG−BOOKの車載端末においては、HDDやDVDを搭載することなしにカーナビゲーション機能が実現されている。 なお、市販品における通信機能を内蔵したカーナビゲーションシステムには、パイオニアのAirNaviがある。
詳細な道路交通情報、店舗情報など、テレマティックスに対するニーズに衰えは見られず、通信モジュールのさらなる普及が見込まれる。 ITSの代表的なサービスであるVICSは、1996年のサービス開始以来、対応機種を順調に増やしている。
カーナビゲーションシステムの2002年度における年間出荷台数のうち、約90%がVICS対応となっている。 VICS'情報提供の全国エリア整備は2002年に完了した(北海道道東地区はサービスエリア対象外)。
今後は標準装備として搭載される見通しである。 カーナビゲーションシステム市場において、純正品と市販品では市場の特’性が異なる。
純正品市場は、いわゆる部品メーカーの占める市場であり、大手のOEM顧客(自動車メーカー)を獲得したメーカーのシェアが高くなる傾向にある。 そのため、純正品市場では、高い価格競争力が要求される。

一方、市販品市場は、最終製品を自社ブランドで販売する市場であり、製品の技術的な先進性やブランドイメージのよさが重要視される。 そのため、最新技術の取り込みやエンドユーザーに対するマーケテイングカが要求される。

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